AIチャットに関するニュースが流れない日はないというくらいにトレンドになっていますね。
2023年5月GoogleのAIチャットBardが日本語に対応しました!
先行するChatGPT、GPT-4搭載のBing、そして今回登場したBardの実力はどうなのでしょう?
同じ質問をして、どんな回答をしてくれるのか興味津々。
ならば試してみようと企画しました。

どんな答えが返ってくるのか楽しみですね。
- 3つの有名AIチャットの回答を比較できる
- 現時点の優秀なAIチャットはどれか
AI(人工知能)チャットとは
今までの情報収集の仕方は、Googleで検索キーワードを羅列し答えのあるページを読んで理解するのが一般的でした。キーワードの入力次第でほしい情報が入手できる時間に大きな差がありました。
ここに来てAI(人工知能)チャットの普及により検索の仕方が大きく変わってきました。
パソコン、スマホに普段しゃべるように自然な話し方でテキスト入力、音声入力することでAIが理解して答えを返してくれます。
AIからの回答も、まるで人間と会話しているような自然な会話やテキストを生成してくれます。
AIの回答はどうやって考えているのか
AIの導き出す答えはどこからくるのでしょう?
AIは人口知能であり、処理能力を高めるにはコンピュータに学習させる必要があります。
学習とはデータが必要になります。
データとは私たち人間が学習してきた経験や体験を本やブログに記録したものになります。
大量なデータを基にAIが学習し最適な答えを瞬時に回答してくれるのです。
ネット上に存在する過去の情報(書籍、ブログ等)を参考にAI自身が学習し答えを返してきます。
3つのAIに同じ質問をしてみた
難しい話はこれくらいにして、早速代表的な3つのAIに同じ質問をしてどのような回答が返ってくるのか比較してみましょう。
子供が人参が嫌いで困っています。人参は栄養が高いから子供に食べさせたいのですが人参嫌いの子供に美味しい人参を使った料理の作り方を教えて。
小さなお子さんを持つママさんに多い悩みだと思います。

さてAIはどんな料理を提案してくれるのでしょうか?楽しみですね。
ChatGPTの回答
子供が人参を嫌いな場合でも、いくつかのアプローチを試すことで、美味しい人参を使った料理を作ることができます。以下にいくつかのアイデアを提案します。
人参を蒸すか煮ることで、自然な甘みを引き出すことができます。蒸した人参は柔らかく、口当たりが良くなります。
人参をオーブンでローストすると、風味が増し、少し甘くなります。オリーブオイル、塩、胡椒を加えて焼くと美味しく仕上がります。
人参を細かく刻んでミートボールやハンバーグの材料に混ぜると、肉の味と調和しながら栄養を摂ることができます。
人参をスープやカレーに細かく刻んで入れると、味や食感を感じずに栄養を摂ることができます。
人参をグラーティンやキッシュの具材として使用すると、他の食材との相性が良くなります。
人参をすりおろしてサラダドレッシングやマリネの材料として使用すると、さっぱりとした味わいになります。
人参をハチミツやナチュラルな甘味料と一緒にブレンドして、ディップソースやスプレッドとして楽しむこともできます。
人参を麺状に削って、サラダやパスタの代わりに使用すると、見た目や食べ応えがあります。
人参を花形にカットしたり、彩りよく盛り付けることで、料理全体の見た目を鮮やかにすることができます。
これらのアイデアを活用して、子供に美味しい人参の料理を提供してみてください。また、子供が参加できる料理作りの過程に参加させることで、興味を持って食べる可能性も高まるかもしれません。

ChatGPTは4つの料理を提案してくれました。もう少し具体的な調理方法など教えてくれるとわかりやすいかなと思いますね。
Bardの回答
人参はビタミンAが豊富な栄養価の高い野菜です。しかし、子供の中には人参の味や食感を嫌がる人もいます。ここでは、子供が人参を美味しく食べられるレシピをいくつかご紹介します。
人参を細切りにしてバター、砂糖、塩で煮るだけの簡単レシピです。甘くて濃厚な味わいで、子供に人気があります。
人参を細切りにしてカレーに入れるだけの簡単レシピです。カレーの香りが食欲をそそり、子供に喜ばれます。
人参と鶏肉を細切りにして炒めるだけの簡単レシピです。鶏肉のうま味が人参に染み込み、食べやすくなっています。
人参を細切りにしてマリネ液に漬けるだけのお手軽レシピです。マリネ液の酸味で人参の甘みが引き立ち、子供に人気があります。
人参をすりおろしてケーキ生地に混ぜるだけの簡単レシピです。甘くてしっとりとしたケーキで、子供に喜ばれます。
人参を美味しく食べさせるためには、人参の見た目や食感に工夫することも大切です。例えば、人参を細切りにしたり、すりおろしたりすることで、食べやすくすることができます。また、人参の甘味を引き立てるために、砂糖やバターを使うのもおすすめです。
人参は栄養価の高い野菜なので、子供に食べさせたいものです。少し工夫すれば、子供も人参を美味しく食べられるようになります。

Bardからは5つの料理を提案してもらいました。こちらも具体的な調理方法までは教えてくれませんでした。内容もちょっと微妙かも?
Bingの回答
こんにちは、こちらはBingです。お役に立てるように頑張ります
人参は栄養が高くて子供に食べさせたい野菜ですが、人参嫌いの子供にはなかなか食べてもらえないですよね。そこで、人参を使った料理の作り方をいくつかご紹介します。
- 人参をすりおろしておからに混ぜて作るもっちり人参ナゲット。マヨネーズやコンソメで味付けして、そのまま食べても美味しいですよ。
- 人参と大根、さつま揚げを白だしとみりんで煮て作るきらきら野菜のだし煮。人参を星形に型抜きすると、子供が喜びますよ。
- 人参と豆腐をかつおだしと醤油、塩で炒めて作る豆腐人参チャンプルー。さっぱりと食べやすい味わいで、お弁当にもおすすめです。
- 人参と白菜をマヨネーズと白だし、調味酢で和えて作る白菜と人参の和風マヨサラダ。電子レンジで簡単に作れて日持ちもしますよ。
- 人参とツナをおかかとごま油、醤油で和えて作るツナ入り人参しりしり。甘辛い味付けで和えることで人参の甘味も引き立ちます。

Bingからは5つの料理を提案してもらいました。こちらはネットのどのソースから見つけてきたのか教えてくれます。親切ですね!
一番使えるAIはどれか
代表的なAIチャットの「ChatGPT」、「Bard」、「Bing」の回答比較をしました。
今回の質問内容の回答を比較した結果だけで考えるとこんな感じです。
第1位 Bing
とてもフレンドリーな文面で回答してくれました。
料理の名前だけではなく、調理方法の仕方をネットから参照したページを教えてくれました。
そのページの写真を見ることができ、作り方も書かれているので安心できます。
かなり優秀なAIだと思います。
第2位 ChatGPT
少しお堅い文面である印象を受けました。
面白いところは、料理名ではなく、人参を使った調理方法のアプローチを提案してくれたことは新鮮味を感じます。
人参をメインとして調理するのではなく、他の食材と合わせてサブ的に使ったり、調味料として変身させたり変わった切り口で提案しています。
第3位 Bard
全体的に微妙な回答でした。
悪くはないですが、他のAIチャットと比較してこれからに期待といったところでしょうか。
ただ、Bardは他のAIチャットより回答スピードがメチャクチャ速かったのは驚きました。

AIは日々進化していますのでこのランクも調査時点(2023年5月時点)での評価です。これからの進化にワクワクが止まらないですね!
まとめ
今回は代表的なAIチャットに同じ質問をして、どんな回答が返ってくるのか検証しました。
個人的な評価ではありますが、現時点ではBingが一番優秀だと感じます。本当に人間と会話しているような感覚です。
他のAIもこれからも進化してくると思いますので楽しみです。
ただAIはネット情報を学習し答えを導きだしていますが、ご存じの通りネット情報がすべて真実というわけではありません。間違った情報もたくさん存在します。
AIの回答をすべて鵜呑みにはせず、今回のように複数のAIに同じ質問をして様々な回答から自分の望む回答を選択することがいいかも知れません。
人間にできてAIにできないことは、AIは実際にそのことを体験、経験することはできません。
人間が正しい情報をネットにアップすることでAIはより進化し正しい回答がAIから提案されると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。